WEBメデイア『PHYTO REMEDY〜植物ぐすりでキレイになる〜』がはじまります。今までインスタやこちらのブログに書いてはいたのですが、もっとまとまって表現する必要性を感じていましたので改めて作成いたしました。

新型コロナウイルスの影響で登壇イベントも参加イベントも全て中止。スケジュールに余裕ができ、やっとこちらの作成を進めることができました。

さて、なぜこのようなメディアを作ったのか?

それは私が実現したい世界像が

薬にたよりきるのでなく、
植物のパワーで心身をセルフケア
することがあたりまえの世界

だからです。

その結果、自分の人生をすこやかに謳歌する方が増えればいいと考えています。これから3回にわけて、こう考えるようになった原体験や問題意識、理想の世界像について書きたいと思います。

娘の育児で気づいた、
薬は対処療法という現実

ワンオペ育児と愛していた仕事

今から5年前の2015年4月のこと。私は生後8ヶ月の娘を保育園に入れ職場復帰しました。当時の私はオーガニックコスメメーカーに務めており、復帰後は新ブランドの企画をやることになっていたため意欲満々。一刻も早くバリバリ仕事をしたい気持ちでいっぱいでした。

でも、現実は甘くなかった!

想定はしていたものの、度重なる保育園からの呼び出し。0歳児にして朝の7時15分から夜の19時15分に預けられる娘。無理もありません。

実家は遠方で、13歳上の夫は超長時間労働で休日出勤はあたりまえの管理職。呼び出される度に私一人で対応していました、当時ちょうど「ワンオペ育児」が言われ出した頃。典型的なワンオペ状態にはまり、葛藤し、もがいていました。

幸いなのは私の務める会社が育児に理解がある会社だったこと。とはいえ、規模の小さな会社なので仕事が減るわけではなく、病児保育に預けて仕事をこなしたり、夫が唯一休みの日曜日に休んだ分をリカバリーするため休日出勤をすることで休んだ分を補っていました。

 

当時の私は睡眠不足で絶えず微熱と頭痛があった。けど、そんなことはどうでもよかった。とにかく我が子が元気でいること。仕事をやりきること。それしか考えていませんでした。

 

過剰な抗生剤とその時だけよいステロイド

病児保育がなければ私は仕事を続けられていなかったと思います。一方で、子どもにそのしわ寄せがでていたことも事実。病児保育にあずけるには、事前に必ず診察を受けないといけません。

でも、混んでいる小児科はそれだけで午前の時間が終わってしまう。だから私は、全く混んでいない小児科に連れて行き、さっと診察をしてもらい、処方される薬の内実を見ることもなくそのまま病児保育のスタッフの方に薬を渡していました。

でも、後からお薬手帳を見てみると、ただの風邪と思われる際にも、毎回抗生物質が処方されていました。気がつけば娘の保育園1年目は、1ヶ月の半分は下痢という状態に。

さらにもうひとつ、皮膚の問題もありました。

生後2ヶ月頃、予防接種の際に乳児湿疹を見たお医者さんが「これはこのままではいけないね」ということでステロイドを処方しました。さすがに躊躇はありましたが、「アレルギーは経皮吸収から起こる」と声高に言われ出した頃でもあり、ネットでどう調べても「ステロイドは使い方を間違えなければ怖くない」という論調ばかり。周囲のママたちも乳児湿疹でステロイドを使っているママが多かったので、私も娘に使うことにしました。

 

 

ステロイドを使うと、ブツブツが一瞬で引くことに驚きます。我が子のブツブツと赤み帯びた肌が急に陶器肌になる安心感は何事にも変え難いもの。でも、当時の私は「ツルツルなのはその時だけ」ということを知りませんでした。半月後ぐらいに、またブツブツで出すんですよね。そしてまたステロイドを塗る。その繰り返し。

ステロイドは対処療法という現実を突きつけられていましたが、その根本治療には一体何をすればいいのか。いつになったらステロイドがなくてもよい状態になるのか。お医者さんに聞いても何もかえってこない。

生まれた時から肌に負担になるものが一切入っていないオーガニックコスメで毎日欠かさずスキンケアを行っていましたが、保湿力はすばらしいもののブツブツは一向によくなる気配がなく皮膚は薄くサメ肌、色素沈着も気になってきた。これには危機感を募らせていました。

退職しフリーランスへ

育休復帰から約2年、オーガニックコスメを企画し広めていく仕事をする中で、お客様には声高に肌の美しさや健康を謳っていましたが、もっと身体の中から美容と健康をとらえていきたいと感じるようになりました。

●お医者さん任せでなく、自分と子どもの健康は自分で考えるというマインド
●薬という対処療法でなく、自然治癒力を生かしたケアを行う技術
●肌のトラブルは身体の中のトラブルかもしれないという仮説

マインドを変え、セルフケアの技術を持ち、娘の肌トラブルに関しては自分で試行錯誤してみようと思いました。まずは自分の生活を立て直すべく、個人事業主で仕事を請け負いながら、身体の仕組みや自然療法について学んでいくことにしたのです。

私が実現したい世界像vol.2へ続く。

 

by PHYTO REMEDY フィトレメディ 溝渕史乃