本日8月23日からは処暑。すなわち、「暑さがとまる」。夏真っ盛りを過ぎ、朝夕は涼しい日も多くなってきます。(まだまだ日中は暑いですが!)
じわじわと太陽エネルギーは減り、秋の気配が訪れるこの処暑(8月23日〜9月7日)。そんな処暑はどんなセルフケアが必要になるでしょうか?
処暑の胃腸冷え
ここ数年、熱中症が叫ばれ、そのリスクを下げるため、至る所で冷房が入っています。暑いので冷たい飲み物ばかりになり、知らぬ間に胃腸が冷え、消化機能が落ちるという事態に。
さらにこれから台風が発生し気圧の変化も多い時期なので、自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、副交感神経優位の際に行われる消化が不十分でさらに胃腸の機能の低下となってしまうように。
便秘がち、食べても消化されず膨満感が残る、食欲があまりない、気だるい等ありませんでしょうか?
胃腸冷えに「梅醤番茶」
胃腸の機能を回復するためには、まずは胃腸を温め、休ませてあげること。もし食欲が減退しているならば、そうめんのかわりに、梅醤番茶を飲んでみてはいかがでしょうか?
「梅醤番茶」が使用されるのは、大きく4つ。
(1)夏バテ (2)術後の体力低下 (3)さむけのある発熱時 (4)下痢
身体を温めるのに冬に飲むのもいいですが、夏の胃腸冷えにも大変おすすめです。というのも、夏は外が暑いため、身体は内部を冷やそうとします。そこに冷たい飲み物が入ってくるので、胃腸が思いのほか冷えてしまうからです。
夏の胃腸は、水分過多で膨張している状態。そこに温め食材である「三年番茶・乾燥ショウガ・梅干し」が入ることで、胃腸が締まり、温まって消化が促されるのです。
三年番茶
3年以上熟成させた番茶の茎や葉使ったお茶。 煎茶と比べ、刺激成分のカフェインやタンニンが少ない。根に近い茎も含まれることから、身体を温める効果が高いお茶。
生姜
温め成分「ショウガオール」が含まれ、加温作用がある。
梅干し
クエン酸の酸味により唾液や胃液の分泌を促し、消化をサポート。さらに、細胞内でエネルギーを生産する回路「クエン酸回路」がサポートされ、エネルギー代謝を高める。
作り方と買い方
【用意するもの】
梅干し中1個、醤油小さじ1.5杯、ショウガ汁2~3滴、三年番茶150~200ml
【作り方】
1.梅干しをカップに入れて、箸でほぐす
2.醤油、ショウガ汁を入れる
3.三年番茶を注ぐ
※熱いうちに飲みほす
【作り方ムービーはこちら↓】
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【買い方】
手作りをしなくても、お湯を入れるだけで梅醤番茶ができあがるアイテムが売られています。梅醤番茶は代表的なマクロビオティックのお手当レシピ。ゆえに、オーサワジャパンかムソーの梅醤番茶がオススメです。
胃腸が冷え、調子が悪いと感じたら、お試しくださいね。ご自愛しましょう!